グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



サイトマップ

Home >  コラム >  身体の痛いところは被害者だった

身体の痛いところは被害者だった


今回の話題は「身体に痛い部分があってもそこは結果(被害者)であって、原因(加害者)は他にあることが多い」という事について話したいと思います。

わかりやすい例でいうと腰痛。
腰が痛いときその場所に電気をあてたり、ストレッチしたり、鍼を置いてもらうなど、その部分にアプローチすることが多いのではないでしょうか。
しかし痛みを発生している腰に色々手を加えても根本治療にはならないことが多いです。
なぜなら痛みを発生させた原因(加害者)は他にあることが多いからです、少なくとも隣り合う部分には着目すべきでしょう。
今回の場合、腰の隣り合う部分は股関節と胸椎という事になります。身体の構造上、股関節と胸椎はしっかり動いてもらいたい部分で、腰は過剰に動いてはいけない部分なのです。
しっかり動いてほしい股関節と胸椎が硬くて動きが悪いと、その代わりとして腰がたくさん動いて代償しようとします、その結果腰痛(被害者)になってしまいます。
そして痛みを発生させて腰をたくさん動かさないように身体が防御するのです。
したがって、今回の腰痛に対する治療は腰そのものをアプローチするのではなく、隣の胸椎と股関節の柔軟性を向上させることが問題の解消方法の一つになるのです。


JBJ理論

この考え方はjoint by joint approachというものでアメリカのトレーナーと理学療法士によって提唱されているもので、人間のいろいろな動作は隣り合う関節の相互作用で正常を保っているという考え方です。
人間には大きく2つの関節が存在しており、モビリティ関節(動き)とスタビリティ関節(固定)です。
これらは人間の関節で相互に存在しているといわれています。


まとめ:身体全体に目を向けてアプローチしましょう!

今回は何をお伝えしたいかというと、痛みや不具合がある場合、ほかの部分にも着目してトレーニングや治療を考えてくださいという事です。
もし身体の不具合でクリニック・治療院に通っていて一向に良くならない、または患部(痛いところ)にばかりアプローチしているとしたら要注意かもしれませんね。
身体のどこかに不具合がある場合は是非スタッフに声をかけてください。
患部へのマッサージ等はあまり行わないと思いますが、他の部分の強化や状態を改善して不具合が出にくい身体作りのお手伝いをさせていただきます!